斎藤夏輝の成功の陰には努力あり

斎藤夏輝の人生教訓をつらつらとしたためるメモ的日記。思うがまま、気の向くままに、斎藤夏輝ありのままを書き進めたいと思います。

部下の主体性を伸ばす『ZPD』とは?斎藤夏輝が考えてみた

 

こんにちは、斎藤夏輝です。

 

最高のリーダーシップとは、メンバー全員を主体性のある自分自身のリーダーに育て上げることだと私は考えています。

f:id:saitounatsuki:20200302125907j:plain

部下に主体性を学ばせるには、仕事をうまく分担して任せ、小さいながら権限を与えることが重要です。

 

しかし、どのような仕事を任せたら良いのか分からないという人が多いと思います。

そこで、仕事を任せる時の指標となる『ZPD』を紹介します。

 

『ZPD : Zone of Proximal Development』は直訳すると、最近接発達領域です。

 

仕事には2種類の領域があります。

1つは今までのスキルで対応可能な簡単で安全な“安全領域”。

もう1つはチャレンジ精神が必要な今までのスキルでは対応できないストレスや不安が伴う“挑戦領域”です。

 

『ZPD』はこの2つの領域が重なった部分の事を指します。

 

すなわち、『チャレンジ精神が必要とされる不安な領域だが、今までのスキルとリーダーのアドバイスでなんとか達成できる領域』のことを指しています。

 

このような仕事を任せて、リーダーが背中を押す体制をとってあげれば、達成したときに主体性が獲得できます。

わからない事だがチャレンジするという体験をするからです。

 

 しかし、ここでリーダーは最も難しい課題をクリアしなくてはなりません。

それは、『ZPD』の見極めです。

 

当然『ZPD』には個人差があります。

なので、部下それぞれの既に獲得しているスキルと、チャレンジしたがりそうなものを細かく把握しておかなければいけないのです。

 

そのためには、「セーフスペース」という概念が必要になります。

 

これは、何でも素直に話すことが出来る安心する空間という意味です。

もし、リーダーが強権的で部下が素直に何も言えないような職場では部下の個性を見いだせず、『ZPD』を発見できないのです。

 

なので見極めるには「セーフスペース」の確保が最も重要なポイントだが、最も難しいとも言えるでしょう。

 

 また、頼み方も非常に重要であると言えます。ここでは“相談形式”をとるのが最善です。

 

例えば、部下に○○社へのプレゼンを任せたいとしましょう。

その時は

A「○○社のプレゼンは君の担当にするからよろしく」

B「○○社のプレゼンの担当なんだけど、君が適任だと思うんだ。どうだい?」

Bの後者の方が圧倒的に信頼を感じ、「君に任せたい」という意思が伝わります。

 

部下も「信頼してくれている」「期待してくれている」と感じやすくなるでしょう。

 

 「セーフスペース」の確保、そこから部下の個性を発見し、『ZPD』を見つけ、相談するように任せる。

 

簡単ではないですが、どうぞ試してみてください。

 

また、チャレンジ精神をあげるための動画はこちらからどうぞ。


好奇心を高めチャレンジ精神を持つためのアファメーション

 

以上、斎藤夏輝でした。